岩船寺

 

 


奈良博の特別展「聖地 南山城」に合わせて運行していた「お茶の京都 木津川古寺巡礼バス」で岩船寺へ。
バスは苦手だが、免許を持っていない私はこういうド田舎山にあるお寺に行くにはバスしか手段がないので、臨時運行は非常にありがたい。

 

三重塔。

 

三重塔内部の壁画。これが見たかった…! 迫力満点の五大明王と優雅な十六羅漢の対比が面白い。色彩も鮮やかに残っていてとても綺麗。

 

三重塔の四隅の垂木を支える隅鬼(すみおに) 限界ズームでガビガビだぜ!許せサスケ
彼らをモチーフにしたかわいいお守りやTシャツなんかも売ってた。もし夏だったら確実にTシャツ買ってたと思う。

 

上から見た三重塔。紅葉はまだ少し先。

 

秋桜の花手水


本堂では秘仏の如意輪観音菩薩や弁財天なども特別公開していた。
普賢菩薩騎象像は現在別のところへ出張中で、代わりに曼荼羅が展示されてたのだけど、これもめちゃくちゃ貴重で今しか見られないものなんだという。ある意味ラッキーだったかもしれない。

 

拝観のあと、少しお腹が空いたので岩船寺近くの休憩所「静」で醤油ときな粉の草餅を頂いた。

作り置きのを買ったら焼き直してくれたのだが、これがめっちゃ美味しい。焼き立てで外はカリカリ、中はやわらかもちもち。特にきな粉の方は、草餅のスーッとした清涼感にきな粉のほのかな甘味が合わさった絶妙の美味しさ。

 

腹ごしらえも済み、さて次は浄瑠璃寺だ!と思っていたらバスの時間を見間違えて乗り損ねてしまい、仕方なく徒歩で向かうのであった…(だからバスは苦手なんだ…)

 

岩船寺から浄瑠璃寺までは歩いて30分くらい。下り坂と暖かい陽気(確かこの日は最高気温20℃)のおかげでそんなに苦ではなかった。

 

道すがら数々の石仏を巡る。こちらは当尾の石仏でも有名らしい、阿弥陀三尊の「わらい仏」
来迎を示すお姿らしいが、自分が死んだ時にこんなニッコニコでいらっしゃられたら逆に怖い。むしろ地獄に落とされそう。いや、そもそも私のところには来ないと思うが…