真如堂

 

 

バス停からの道を間違え、お寺のほぼ裏側の東参道ルートに入ってしまいまた坂道と階段を登るハメになった(I am 方向音痴)

看板には「あと20メートル 頑張って!」と書いてあったがすべて階段だったため体感的には100メートルくらい登った気がする。よく見たら矢印が階段の形してるし。なんだ、今日は私の足腰をいぢめる日なのか。

 

やっと本堂へ。お目当ては涅槃図の特別拝観。

真如堂の涅槃図は描かれている動物の数が一番多いのだとか。犬や牛などお馴染みの動物たちをはじめ、麒麟や龍などの伝説上の生き物も(ちゃんと猫もいる!)

左下には川〜海が描かれており、魚やタコ、クジラまで描かれている結構フリーダムな涅槃図である。クシナガラに海ないよね?とかそんな野暮なツッコミはしちゃいけない。お釈迦様の偉大さは海も国境も種族も越えるのだ。知らんけど。

本尊の阿弥陀如来立像は毎年11月15日だけ御開帳の秘仏。他の仏像はアクリル板(ガラス?)越しに拝めるが、光の反射で見えにくいのが惜しい…

 

枯山水の庭は2種類あって、そのうちの「随縁の庭」は3色の砂利を直線で区切ったちょっと変わった幾何学的なデザイン。ふーん、これが和モダンってやつね……と知ったかをしてみる。確かにこういう柄のカーペットとかあるよね。普通にオシャレだ。

 

阿弥陀如来露仏とビビッドな配色がイカす鎌倉地蔵尊の提灯。

 

おまけ。涅槃図参拝時にいただいた「花供曽(はなくそ)あられ」

元々は「花供御(はなくご)」という名前だったが、庶民にも浸透するようこの名前に変わったらしい。だからってハナクソはどうかと思うが……ちなみに味の方はというと、名前に反してやさしい黒糖の味わいで、とても美味しかった。